2012年06月17日

「小説花丸」拾い書き

いつからBL雑誌になったんだっけ? と雑誌をひっくり返してみた覚え書き。
3号までの読者ターゲットは男女で花とゆめ本誌と同じ方向で、毛色がはっきり変わったのは4号目で、もくじの編集者(H=細田さん?)コメントにはっきりと書かれています。
ただ商業誌(仕事)で依頼した方向とまったく違ったものばかりが揃うとは考えずらいので、何か意図的であったのを「男同士の○○シーンのある話が×作も集まってしまった」と表現しただけだと思うのですけれど。

>>男同士の○○シーンのある話が×作も集まってしまったので(自主規制1作あり)、はしゃいでこのような特集企画本を作ってみました。ほんの出来心(ボンノー)ですが、ま、白泉社のことですから…。
>>次号がより過激(キチク)になるか否かは読者様のご意見次第でしょうか。楽しみなことであります。(H)
(小説花丸[4号] 花とゆめ臨時増刊1993年3月15日 もくじコメント)
※特集「男たちのロマンス特集号。」

>>己の欲するところに従ってヨコシマ小説、漫画が集まりましたので、もくじでは初めての方にわかりやすく、ヨコシマ度を編集の主観に基づき「☆」印の数で入れてみました。
>>(作家の先生がた申し訳ありません。)
>>もちろん作品の出来、おもしろさとは関係ありません。
(小説花丸[5号] 花とゆめ臨時増刊1993年7月15日 もくじコメント)
※特集「夏のMEN'S COLLECTION特集号」

第1回小説花丸新人賞最終選考結果発表に審査員として栗本薫さんがいらしたことも新人賞の応募にBL作品が集まってきたこととなにか因果関係があるんでしょうか?
第2回小説花丸新人賞最終選考結果発表(4号掲載)に桜木知沙子さんがいらしたのを皮切りに、以降の回はBL作品がほぼ授賞枠の全てを埋めているような印象。

ちなみにずいぶん先の号まで花丸新人賞の応募規定は下記のようにジャンルの制限はありませんでした。

>>キャラクターがしっかりしていて、漫画に負けない面白さがある未発表の小説作品。
>>テーマ・ジャンルは問いませんが、読者対象としては十代〜二十代を想定してください。

また96年冬号のQ&Aには下記のようなやりとりがありました。

>>Q 男同士の恋愛話以外はだめですか
>>A 作品のテーマ・ジャンルに制限はありません。面白ければなんでもいいと思います。
>>ただ、SF(ファンタジー)作品は、今まで一度もSF(ファンタジー)を読んだことが無い読者にもわかりやすい内容を心がけるようにしてください。
>>これからもSF一本で勝負していこうという人は、SF雑誌の新人賞に挑戦したほうが近道かもしれませんが…。
(小説花丸96年冬号より)


posted by 永代屋 at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | BL
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